遮熱塗料は夏の暑さから守ってくれる
夏は日差しが強いので、屋根の温度も涼しい時期に比べると高くなっています。
外壁塗装や屋根塗装の効果として知られているのは建物の劣化を防いだり紫外線から建物を守ったりするということです。
夏の暑さを和らげてくれる塗料には断熱塗料もありますが、遮熱塗料は赤外線を反射し、断熱塗料は熱を取り込むという点で性質が異なります。
屋根塗装の効果は建物の状態を良く保つというものだけではありません。
熱を遮り屋根の温度を下げ、夏の暑さを和らげてくれるというのが遮熱塗料の特徴です。
遮熱塗料を塗った屋根とそうではない屋根では約20度も表面温度に差が出ます。
遮熱効果のある塗料を塗った屋根は内部の冷暖房効率を高めてくれます。
熱を反射する塗料を使った屋根のもとで、暑い夏を少しでも涼しく過ごせそうです。
特に屋根に近い2階や3階ではより効果を感じられるでしょう。
また、吹き抜け天井のあるご自宅も遮熱塗料の効果を実感しやすい傾向にあります。
吹き抜け天井は天井が高く、クーラーの冷気が全体に届きにくいためです。
全ての屋根で同じように温度を下げてくれる訳ではなく、日当たりや風当たりなどの条件が異なれば効果は異なります。
遮熱塗料のメリットとデメリット
屋根塗装に遮熱塗料を使うメリットは建物の温度を下げる、防水性がある、UV耐性がある、耐久性が高いなどです。
遮熱塗料を塗ることで太陽光を反射できるため屋根の表面温度が下がり、結果として室内の温度も下がります。
約3度も室内の温度が下がるため、遮熱塗料を塗った建物ではクーラーの設定温度を上げることも可能です。
クーラーの温度をあまり下げずにすむため、電気代の節約にもつながるでしょう。
また、遮熱塗料には防水性があるため、屋根を雨水や湿気から保護しカビの発生を防いでくれます。
さらに、遮熱塗料は太陽の紫外線に対する耐性もあるので、屋根を色褪せや劣化から守ってくれるのです。
日本では耐用年数8〜10年くらいのシリコン塗料が多く使われていますが、遮熱塗料の耐用年数は10〜15年と言われています。
比較的長く保つので塗装のサイクルを他の塗料を使用する時よりも遅らせることが可能です。
一方、遮熱塗料を使うデメリットは保温性がない、色によって性能が異なる、価格が高いということです。
遮熱塗料は太陽光を反射するという性質を持っており、建物の内部の熱を留めず逃してしまいます。
夏は暑さ対策になりますが、冬は保温性を期待できないため寒い思いをするでしょう。
実は遮熱塗料は黒色と白色という色の違いで性能に違いが生じます。
白色は赤外線などの波長を反射しますが、黒色は全ての波長を吸収し遮熱塗料の良さをなくしてしまいます。
元々は白くても年月を経て黒く汚れると、熱を遮る効果は薄まっていきます。
また、効果の高い塗料全般に言えることですが、一般的な塗料と比べると価格が高い傾向にあります。
ただし、他の塗料の2倍近く耐用年数が長いため、長い目で見ると遮熱塗料の方が経済面でのメリットは大きいでしょう。
夏の暑さから守る遮熱塗料とは
夏の暑さから建物を守ってくれる遮熱塗料にも様々な種類が存在します。
遮熱塗料を使う際は、下塗りにも遮熱機能のあるものを使用すると良いでしょう。
以前は上塗り塗料にのみ遮熱機能がありましたが、近年では下塗り塗料にも遮熱機能を持つものが存在します。
上塗り塗料では反射しきれなかった太陽光を反射し、より一層遮熱効果を高めてくれます。
また、下塗りにも遮熱機能があるならコストや工期などの面で有利です。
他にも、セラミック成分の配合されているものがおすすめです。
セラミックには遮熱効果だけでなく、セルフクリーニング機能もあるからです。
屋根塗装の表面に付着した雨水が汚れを洗い流してくれるので、建物を綺麗に美しく保つことが可能です。
セラミックは塗装の遮熱機能の低下も防いでくれます。
家が国道や県道など交通量の多い道路沿いに建っているのであれば役立つでしょう。
無機顔料を使用した遮熱塗料も変色が少ないので屋根塗装におすすめです。
できるだけ明るい色の塗料を使うと遮熱効果を高め、暑い夏を快適に過ごすことができるでしょう。
白色の反射率が高いですが、他にも反射率の高い色があります。
カタログにそれぞれ反射率が記されているので、気になる方は実際にチェックしてみてください。
遮熱塗料の効果を十分に発揮するためには、ムラなく均一に塗る技術力が欠かせません。
三河装建では最高品質の塗料を使用し、ご自宅が長持ちするよう美しく仕上げます。
塗装を担当するのは高度な専門知識と技術を有する一級塗装技士です。
塗装後も安心して住み続けられるよう、最長10年の保証もついておりアフターフォローもばっちりです。
お客様の大切なご自宅を責任を持って塗装しますので、塗装について何か困ったことがありましたら三河装建にご相談ください。
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