高耐久塗料は塗装回数を減らせる
何度も外壁塗装を依頼するのは費用もかかり手間も増えるから塗装回数を減らしたい、と感じている方は少なからずいらっしゃいます。
大きな建物を所有されている方も、メンテナンスが大変であるため塗装頻度を減らしたいと思われていることでしょう。
外壁塗装に使用される塗料はフッ素塗料やシリコン塗料、ウレタン塗料、アクリル塗料などの有機塗料と無機塗料です。
耐用年数の目安ですが、フッ素塗料や無機塗料が20年近いのに対して、シリコン塗料は8〜15年、ウレタン塗料は8〜10年、アクリル塗料は4〜7年の耐用年数と言われています。
中でもフッ素塗料と無機塗料は他の塗料に比べて耐用年数が長いため、次の塗装までの期間を長く取ることができ塗装回数を減らせます。
高耐久塗料は耐用年数が長い分、他の塗料と比較すると価格も高い傾向にあります。
低価格の外壁塗料と比べると高耐久塗料は価格が高いため採用することに不安を感じることもあるでしょう。
外壁のメンテナンスの頻度を少なくできる、と近年注目されている外壁塗装塗料です。
フッ素塗料や無機塗料といった高耐久塗料を外壁塗装に使う際は予算の範囲内で実施できるか慎重に判断しましょう。
フッ素塗料のメリットとデメリット
フッ素塗料は主成分である樹脂成分がフッ素でできている有機塗料です。
耐久性に優れている反面、費用が高いためあまり一般的には普及していません。
フッ素塗料のメリットは耐候性や耐久性に優れており、親水性が高くカビがつきにくく、光沢があるということです。
耐候性や耐久性が高いことから、紫外線や雨水、温度変化などに強く劣化しにくくなっています。
お気に入りの色がある場合、フッ素塗料を使うことで長年外壁をお気に入りの色に保てます。
また、親水性に優れているため、フッ素塗料を塗った壁に汚れが付着しても雨で流されることで綺麗に保てるでしょう。
汚れを落としやすいので長年にわたり外観を美しく保ってくれます。
他にも、フッ素塗料は防カビ性や防藻性に優れているため外壁のカビや藻を防いでくれます。
フッ素塗料は親水性に優れていて少々のカビであれば水で流して落とすことができるのです。
塗膜に光沢感があり、新築の状態のように建物を美しく保ってくれます。
一方、フッ素塗料には価格が高い、ひび割れを起こしやすい、ツヤなしの工事が難しいなどのデメリットがあります。
フッ素塗料は高耐久塗料で塗装回数を減らせる分、他の塗料よりも1.5倍近くの費用がかかります。
低予算に抑えたい場合であれば、高耐久塗料よりも耐久力の弱い塗料を使った方が良いでしょう。
フッ素塗料は硬化時に塗膜が固くなるという特徴を持っており、ひび割れを起こす可能性が高いので注意が必要です。
ツヤがあり光沢を味わえますが、和風やシックな雰囲気の家に仕上げることは難しいと言えるでしょう。
ツヤを消したい場合は他の塗料を使うのがおすすめです。
無機塗料のメリットとデメリット
無機塗料はガラスや石などの無機物を主成分としており、ほとんど有機物を含んでいない塗料です。
無機塗料のメリットには耐候性が高い、汚れがつきにくい、燃えにくい、カビや苔が発生しにくいなどがあります。
無機物を主成分にしているため、有機塗料と比べると雨や紫外線による劣化を受けにくいという特徴を持っています。
また、静電気が発生しにくいのであまり汚れが付着せず建物を綺麗に保ちやすいでしょう。
無機塗料にはガラスや石などの無機物が多く使われているので、火がついても燃えにくくなっています。
もし近隣で火災が起こっても建物が燃えるのを防いでくれるでしょう。
汚れがつきにくいだけでなく、カビや苔など建物を弱くしてしまうものが付着しにくいのも無機塗料を使うメリットです。
カビや苔が付着すると建物の内部に雨水が入り、建物の寿命を縮めてしまうリスクがあります。
無機塗料は長く家を美しく保ちたい人におすすめの塗料です。
一方、無機塗料には価格が高い、ひび割れしやすい、高い技術力が求められるなどのデメリットがあります。
フッ素塗料と同様、無機塗料も高耐久塗料で性能が良い分、価格が高めに設定されています。
コスパを重視する方にはシリコン塗料が向いているでしょう。
また、無機塗料は塗膜が固いため、外壁のひび割れと同時に塗膜もひび割れを起こしてしまうリスクがあります。
さらに、無機塗料を塗装する際に一定の厚みで塗らないと効果を十分に発揮できないため、この点での塗装する高い技術力が必要です。
高耐久塗料は自然による劣化に強く汚れがつきにくいですが、効果を十分に発揮するには職人の高い技術力が欠かせません。
三河装建では国家資格である一級塗装技能士を持つ職人が施工を担当します。
お客様の大切なご自宅を責任を持って塗装しますので、塗装について何か困ったことがありましたら三河装建までお気軽にご相談ください。
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