ベランダ防水が必要なサイン
ベランダの防水工事を施した方が良いとされる建物にはいくつか特徴があります。
1つ目はベランダに雑草が生えている場合です。
ベランダに雑草が生えるということは、現在施されている防水層まで雑草の根が到達してしまっている証拠です。
雑草を抜いてしまうと、雨水などが家屋の構造部分に入ってしまうため、雑草はそのままに、専門家に防水工事を依頼したほうが安心です。
2つ目は雨漏りが発生している場合です。
ベランダに接している壁や天井に雨漏りが見られる場合は早急に防水工事が必要です。
この状態はベランダの防水効果がまるで意味をなしていないことを意味するので、より大きな被害を防ぐためにもすぐに専門業者に依頼した方が良いでしょう。
3つ目は亀裂や塗膜の剥がれが目立つ場合です。
亀裂や塗膜の剥がれは防水層の劣化を示す重要なサインです。
そのまま放置すると雨水が侵入し、建物の内部に甚大なダメージを与えるリスクが高くなります。
雨漏りに気づくころには防水工事以外の工程が必要になり、費用もその分かさんでしまうので劣化を発見したら防水工事を検討したほうが安心です。
ベランダ防水の方法は全部で4つ!
一口にベランダ防水と言ってもさまざまな方法があります。
一般的にベランダ防水と言えば、FRP防水、ウレタン防水、シート防水、そしてコンクリート防水の4つの方法が挙げられます。
それぞれ特徴が異なるため、ベランダ防水を検討している方はまず各防水方法の特徴を知るところから始めてみましょう。
各ベランダ防水方法の特徴
1つ目はFRP防水です。
FRP防水のFRPとは、英語で繊維強化プラスチックを意味する、Fiberglass Reinforced Plasticsの頭文字をとってつくられた略称です。
FRPには硬くて強いという性質があるため、人の出入りが多かったり、植物のプランターなどの物を置いたりするベランダの防水素材として適しているのが特徴です。
ただし、耐摩耗性や対薬品性に優れている反面、熱による伸縮に柔軟に対応できないため広範囲の面積への施工は不向きとなります。
そういった特性から、そこまで床面積の広くない木造2階建てくらいの住宅のバルコニーやベランダの防水方法として採用されることが多いのです。
木造住宅でFRP防水を施す場合、合板などの木下地の上にガラスの繊維マットを敷き、樹脂でそれらを固めます。
そしてさらに、その上からポリエステル系の液体をトップコートとして塗布して仕上げます。
つなぎ目がなく、見た目は非常に美しいです。
2つ目はシート防水です。
シート防水の修理方法は、その名前の通り防水シートをベランダの床に敷き詰めることで行います。
シート防水のシートに使われる主な素材は、ポリ塩化ビニルやゴム、そしてアスファルトです。
ただし、ゴム製やアスファルト製の防水シートは対摩耗性があまり備わっていないため、人の出入りが想定される一般住宅のバルコニーやベランダによく用いられるのはポリ塩化ビニルでできたシートです。
シート防水は1m幅のシートを敷き詰める形で施工するため、床面積が広く、凹凸の少ない床に採用されることが多いです。
FRP防水と比較すると仕上がりに継ぎ目が出きるという見た目的なデメリットがありますが、他の防水方法よりも品質が安定している上に工事費が安く、工期が短いというメリットがあります。
3つ目はウレタン防水です。
ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を幾重にも塗り重ねることで層をつくり防水を行います。
施行場所の面積や形状、そして下地の素材を問うことなく施せるので、面積の広い一般住宅のベランダや、RC造や鉄骨造の屋上などで採用されることが多いです。
継ぎ目がないので一見FRP防水と見間違えがちですが、FRP防水と異なり表面が柔らかいため、爪などで施工面を押すと凹みができるという特徴があります。
液状のウレタン樹脂を職人が塗り広げていく作業になるので、形状が複雑な場所でも施工しやすいというメリットがあります。
ただし、ウレタン樹脂の液体を均一に塗るためには職人側に高い技術が求められるため、仕上がりが職人の腕次第になってしまうこともあります。
また、他の防水方法と比較すると、費用が高く、工期が長くなりやすい傾向があります。
そして4つ目はコンクリート防水です。
コンクリート防水は、正確には防水の工法ではありません。
この場合で言うコンクリート防水とは、何かしらの防水層の上にコンクリートで保護が行われているもののことを指します。
下部に施された防水層の保護を目的としてコンクリートを施工しているため、その耐久性は高いと言えるでしょう。
ベランダの防水工事は経験豊富な業者に相談しよう
4つの防水方法の中から適切な防止方法を選び、きれいな仕上がりにするためには、職人の経験値や技術に頼る部分が多いのが現状です。
三河装建は確かな技術と安心対応で、要望に沿ったベランダの防水工事を行うことができます。
最近ベランダの劣化が気になる方は是非問い合わせてみてください。
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